7月4日の富士スピードウェイでのレース本番まで、残すところ6日とせまり、レースウィークも佳境を迎えようとしている。
こうなると頭の中は、マシンのレーシングメンテの事等々で相当に忙しい。今回、僕はマイバイク2時間耐久レースに参戦するのだが、最も気になる事と言えばタイヤ。現在僕は、ピレリジャパンの二輪部門のディレクター アンドレア氏のご厚意のもと、ピレリファミリーの一員として、ディアブロ スーパーコルサという銘柄を愛用している。このシリーズには、ソフトタイプのSC1とハードタイプのSC2がある。どちらのタイプも非常に信頼性が高く、不安感を抱くことなくレースを楽しむ事が出来る。最近は自己ベストを更新したこともあり、SC2をチョイスしている。がしかし、昨夜アンドレア氏からSC2の供給が間に合わない。今回はSC1でという連絡が入った。それがどう影響してくるのか先が楽しみだ。
ついでに一言、ディアブロ。それはイタリア語で悪魔を意味している。おそらくサーキットを燃えさかる炎に走るというイメージからそう名付けられたのだろうが、最近スストリート&ポーツライディング用として天使の姿がパターン化されたエンジェルというタイヤがリリースされた。当然ながらその使用目的は異なるが、それにしても悪魔と天使。なんともローマンカトリックの国イタリアならではのネーミングではないだろうか。
ついでのもう一言。僕のレーシングヘルメットには、サーキットを超高速で走っているいる時や、それこそローヤルエン フィールドでトコトコとクルージングを楽しんでいる時とでは、その速度感や状 況は全く違うがスピードに飲み込まれることなく、スピードとうまく付き合ってゆきたいという願いを込めて、Flow with the speedと言う言葉が描かれている。こうしたつき合いも、タイヤとの信頼関係なくしては成立しないのだ。
7月4日、11番ピットにいますのでご一緒にレースを楽しめたら 最高です。
耐久レースは15:00から2時間ですが、当日はめったにお目に かかれない
サイドカーレースやクラシックレース等々盛りだくさんです。
小排気量のカテゴリC.O.T.T.にはMaxfritz Garageの元店長ノリスケも参加です。
沖縄の梅雨開けを羨ましく思いつつ、どんよりと鬱陶しい日々の中、葉山と沼津の往復を続けている。国道134号線沿いの海岸には真夏の太陽を心待ちに、海の家の立てこみが着々と進んでいる。そんな状況の中、6月25日の今朝いち早く海開きを済ました逗子海岸。気分だけは夏、いったいいつになったらあの夏の空が大手を振って砂浜をこがすのだろうか。そんな事を思い浮かべながらクルマを西へ走らせていると、ふと以前訪れたニューカレドニアのご機嫌な情景が浮かんできた。それはまさに真夏の世界だった。そして、そこには照り注ぐ灼熱の太陽にも負けず、しっかりとライダースウエアーを纏った熱きライダーがいたのだった。
先日、サーフィン雑誌の取材で天国に最も近い島ニューカレドニアを訪れた。本島グランデール島は、本国の食文化を物語るかのように首都ヌメアを中心にフランスパンに似た形で南北へと伸びている。そんな地形に伴い、信号もなく舗装が行き届いた速度制限なしのワインディングロードが島の中央を南北へと走る。いつものようにサーフトリップへ向かおうとしていたある日曜日、レザースーツに身を包んだスーパーバイカーが車の何倍もの速度で軽々と、しかも堂々とロングボードを満載した我々のヴァンを抜き去っていく。給油と食料調達のためスタンドに立ち寄ると、カラフルなライダースやツナギを粋に着こなし、ドゥカティ999s、749、CBR、隼にNinja(フランス流だとニンジャー)等の最新型スーパーバイクに颯爽と跨がった老若男女が次々と集まって来た。どうやら休日恒例のスピードツーリングのようだ。南太平洋の灼熱の太陽の下であろうと正装に身を包むその姿にフランスのエスプリを感じたのだった。
今年も鬱陶しい梅雨が始まり思うようにモーターサイクルに乗れず、ストレスが溜まりかけている御仁も多いのではないだろうか。今回は、そんな“はやる気持ち”を押さえて少しでも和んで頂ければと思い、レイと月桂樹のリースにまつわるよもやま話を綴ってみようと思いたったのだ。
ホノルル市内に建つレイにつつまれた大きなマントを身に纏い羽飾りの冠を戴いたハワイの英雄、カメハメハ大王の銅像をご存知の方も多いのではないだろうか。それでは、ここでなるほどザワールド的な質問をひとつ。
カメハメハ大王の冠とレイはいったい何を表しているのでしょうか?
気になるその答えですが、冠は『波』をそして、レイは偉大な人物への『リスペクトと親愛の念』を表しているのです。古代ハワイには波を地球上に存在する巨大なエネルギーの象徴と見なし、その波を征する真の勇者には巨大な波に打ち勝つ強靭な肉体は勿論のこと、人知を越えた偉大なスピリットが宿りリーダーとして民を導くと考えられていたのです。
今でこそ冠を戴く習慣はなくなったものの、こうした先人達の教えは“レイを贈ると”言うセレモニーを通してハワイアンの心の中に深く刻まれ、その伝統的な行為は今日まで脈々と受け継がれているのです。
人への親愛や神秘的な意味合い、そして友情のシンボル等、レイには様々な思いや深い意味が秘められていますが、その一つになにかに秀でた人は、それだけ“神に近い存在”と考えられていることから、ハワイでは特別な日に行われるサーフィンのコンテストやオアフ島からモロカイ島へと海洋を渡るカヌーレースやパドルボードを使用するパドルレース等、ビッグイベントの勝者に対して彼等の勇気、名誉、栄光への賛美、そして海に宿る神々や自然への感謝の証としてトロフィーと共にレイが贈られている。
一見オーシャンスポーツのメッカと思われがちなハワイにして実は、モーターサイクリングを楽しむサーファーも多く、毎週末になると何処かのスタジアムやフィールドでオフロードレースが行われるほど、意外にもモータースポーツが盛んなのだ。こうした場面でも南の島レースに相応しく、ウイナーの栄光と名誉を讃える喝采と共にレイが贈られているのです。この様に植物を神聖なものとして捉え、彼等の功績を讃えて丹念に手で編み込んだ植物を贈ると言う風習はなにもポリネシアに限ったものではない。“生誕から復活”という宗教的な意味合いを持つとされる月桂樹の冠がオリンピックでは勝者の頭上に輝き、そのリースがモーターサイクルレースで表彰台に立つ者にかけられるように、全地球的な行為として行われているのです。
ポリネシアをその源とするレイ、かたや古代ギリシャのオリンピックにルーツがあるとされる月桂樹のリース。そのルーツは海を隔て遠く離れている。がしかし、レイとリースには海とサーキットの勝者の勇気と栄光を讃えると言う共通した意味深き贈り物なのだ。チャオ!
レイジャー タイム。ちょっとリラックスした時に読んで頂こう、と思いタイトルを決めました。ヤシの木陰につられたハンモックに揺られながらペラペラと紙面をめくる。それがレイジャータイムのイメージです。過去にライダースクラブで連載していたSurf & Ride Enjoy Ridingからの抜粋記事や日々の出来事をライフスタイル コラムとしてお届けします。 ごゆっくりお楽しみ下さい。 Riku
インディアン モーターサイクル、ローヤルエンフィールドの試乗車が店にやって来て早二週間と少々。当所は走行距離12kmという、新車状態の350cc Bulletも今ではその距離をグッと 伸ばし、100kmをはるかに超えてしまった。勿論、僕ばかりが試乗を愉しんでいるわけでもないが、それでも開店時間の一時間ほど早めに到着、Bulletに跨り民家の脇をかすめ、愛鷹山の麓に広がる茶畑やもう何年も人が足を踏み入れる事が無かっただろう、荒れ果てた林道へとテストを兼ねて分け入るというお楽しみがちょっとしたマイブームとなっている。かつては、ファクトリーロードレーサー、モトクロッサー、トライアルマシンとして活躍した歴戦の勇者だけあって、山道やがれ場もなんのその。持ち前のトルクを武器に凹凸の激しい勾配をRoyal Enfieldが奏でる独特な単気筒サウンドと共に、トットットッと元気に駆け上って行く。そこには国産車とは一味違ったインドの大地にたくましく生き続ける、旧車(ロイヤル エンフィールドは、1955年の設計機構のまま製造され続けている。まさにシーラカンス的な存在)ならではの味わいがある。以前にインドの田舎道をロイヤル エンフィールドのディーゼル車で走った事があるが、茶畑を行くその気分はTriumph Daytona 675のハイテクレーサーに跨り、カツンとした気持ちでサーキットをフルスロットルで疾走する時のそれとは、真逆の世界。
たゆたゆと過ぎ行く時の流れに身を任せ、チャクラを開きヒマラヤに接する紅茶の産地、ダージリンの山間を走っている時のフィーリングに限りなく近い気がする。もうこれは完全にアナログの世界にしてインドのマインドトリップだ。
そんなある日の日曜日、店の隣のガソリンスタンドの主、勝又氏と彼の従弟にして念願の大型免許の取得に伴い、ゼファー750を手に入れた茶業を営む古郡氏と連れだって、我が同胞誌、MOTONAVI,a headでのMaxfritz着用のお礼を兼ねて朝霧高原をベースにオリジナリティー満載のライフスタイルを送る、インターナショナルラリーストにしてエッセイストの『三好レイコ』さんを訪ねた。がしかし、残念ながら全地球型遊びの達人らしく、その日レイコさんは忍野高原トレイルレースへ選手として参加のため不在。
久々の歓談を愉しむ事は叶わなかったが、自然と動物そしてバイクをこよなく愛する彼女のサンクチュアリー、フェアリーテールには、クイーンのオーラとヴァイブレーションが満ち溢れていた。フェアリーテールの詳細に関しては、HPフェアリーテールをクリックして頂くとして、県道71号線を北上。ミルクランドを左手に約2km+を走り、牧草地沿いの舗装路を左折、その先の砂利道をまたまた左折するとモンゴリアンスピリッツに抱かれた、アメリカインディアン(リスペクトを込めてインディアンと記載)の薫が漂うレイコさんのライフスタイルの象徴だ、と勝手に想像しているのだが、トーテムポールらしき支柱に刻まれたフェアリーの手招きに導かれ、砂利道にハンドルを取られまいと、ほんの少しだけ気を遣いつつ進む。最初に我々を出迎えたのが木彫りのテディーベア、次にやって来たのはまるで我々の品定めをしているかの様に、勇ましく胸を突き出したドン・ガバチョ風の雄鶏ムッシュ。えへんと咳払い。いや、雄鶏らしく一声を上げたムッシュ。
その瞬間、おもむろに右足を頭上にもたげたかと思うと器用に足の裏を返し、真っ赤なトサカにペタン。そして我々の手の甲には真っ赤な彼の足形が残されたのだった。晴れて入場許可証を得た我々は広大な敷地にバイクを停め木製の扉を押し開き、妖精の館の客人となったのだった。ゆったりとしたウッディーなカフェの壁、天井や壁の至る所に彼女が人生を賭けて敢行したサハラ砂漠縦断、パリダカールラリーといったレースや数々のアドヴェンチャーの記録が貼られている。旅の代弁者 はたまた語り部役のヘルメットやレーシングスーツ達がこれから始まろうとする、遥かなる旅への予感を身に纏い静かに羽を休めていた。
Riku
Maxfritz Garage Numazuからの一言
服屋らしくファッションとしてお客様のスタイルに合わせたバイクをテーマにROYAL ENFIELDの販売を開始致しました。是非一度ローヤル エンフィールドに跨り、全身でインディアンテイストを満喫して下さい。 試乗大歓迎です。
カツンとした気持ちでサーキットをフルスロットルで疾走する時のそれとは、真逆の世界。たゆたゆと過ぎ行く時の流れに身を任せ、チャクラを開きヒマラヤに接する紅茶の産地、ダージリンの山間を走っている時の
フィーリングに限りなく近い気がする。もうこれは完全にアナログの世界にしてインドのマインドトリップだ。